この作品は
これからの子育ての方向性
について悩まれている親御さんにぜひ聴いていただきたいです。
AI時代に必要な力に関して、さまざまな著名人が独自の視点から語っていたのでとてもためになりました。
AI時代に勝つ子・負ける子
※オーディブル(Audible)はAmazonのボタンを選択するとあります。
作品名: AI時代に勝つ子・負ける子
著者:週間東洋経済編集部
出版社:東洋経済新報社
本の長さ:106ページ
Audibleの再生時間:1 時間 35 分
この本から得られた学び
この作品を聴くきっかけになったのは、「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」
です。
私はこのオードリー・タンさんの作品により台湾のデジタルやAIの活用事例やこれからのAIとの付き合い方を学びました。
そして
日本での現在のAIの状態はどうなっているのだろう?
ということが気になりました。
そのためAudibleの作品検索に「AI」と入力したところ本作品が出てきました。
実際に聴いてみたところ、日本のさまざまな著名人の考えるこれからのAI時代に必要な
力に関してまとめてあったのでとてもためになりました。
私が自分自身で忘れないための記録もかねて私が本作品内で印象に残った箇所を以下にまとめます。
・AI時代に必要な力それは「読解力」、「論理力」、「数学力」の3つ
・AIがいつ人間の能力を超えるかを今考えているのが無意味だと本作品では言われいる
その理由としては、AIは主に
強いAI:AI研究は人間の脳そのものを模倣する立場
弱いAI:人間の行う作業の一部を機械に代替させる
の二つに分かれ、今の時代はもっぱら弱いAIの研究が進んでいる状態
一方、強いAIは今世紀中に実現することは不可能と言われている
理由としては、人間の脳の仕組みがまだ完全にコンピュータに落とし込むために必要な数式によってあらわすことが出来ず、コンピュータ上の処理に至っていないから
新井紀子氏
・読解力はベースのベースである
まずは日本語を正しく読めるようにする
それから子供たちに好きなことをさせればよい
読む機能が不足しているのに難しいことをやらせても本末転倒
出口汪氏
・論理を身につけることは自分の物事の見方を外側へ広げていくこと
・論理の習得は家庭の中で幼いときからやっておくべき
・論理の習得は時間をかけて行うことが良く、小学生低学年までの間にある程度の語彙力を持ち家庭の会話で正しく受け答えができるようになっているのが望ましい
孫泰蔵氏
・AIが普及する中21世紀に求められるのは自ら未来を切り開く力。つまり
クリエイティビティ(創造性)、クリティカルシンキング(批判的に物事を考える)、コミュニケーション、コラボレーションの4Cが大事
・AIに代替されないのは「やりたいという意欲」
渡辺健介氏
・これからの時代に必要なスキル
ロジカルシンキング、イノベイティブシンキング、問題解決力、プレゼン力、リーダーシップ
・試行錯誤をすることが大事
・世の中は答えのない問いの方が多い
悪戦苦闘し失敗を繰り返す中で思考を整理する方法としてロジカルシンキングがある
・論理力が上がれば失敗を次に生かせる力が身につく
三谷宏治氏
・決める力や発想力が大事
・子供にいろんな機会を設け、壁を設けてそれを乗り越えることがおススメ
中島さち子氏
・AIに代替されるのは当面マニュアル化されるような仕事だけ
・人間は機械にプログラムできない能力を高めるべき
そのカギは試行錯誤にある
・「なぜ」という疑問を持つことが大事
野村直之氏
・目標を設定して考え出す、自意識をもって「なぜ」と考えたり人を説得できたりするコンピュータは今世紀中に出てくる見込みはない
だからこそ「なぜ」と考える習慣を子供の時から身につけておくことが大事
・「なぜ」を習慣化しておくと自分で考える力が身につく
・数学は論理的思考の土台となるもの
・幅広く学び基礎学力をつけるべき高校時代に私立文系への進学を選び、科目数に絞ると偏りのある勉強にならざるを得ない
この選択が将来への年収にも影響しているのではないか?
文系を選んだ方は理系よりも90万くらい年収が低いデータが出ている
・これからの時代は特定の職種が消えるというよりあらゆる職種で
データとAIの力を使い倒せる人材が活躍するようになり、それ以外の人材はデータやAIに使われる側に回るだろう
・データ分析やAIのベースは数学的なモデル、言語として数学を理解するべき
・日本の新卒者の多くは基礎的な統計素養すら持ち合わせていない
・プログラミング素養も良いがまずはきちんと数学を勉強するべき
・これからの時代を生き抜くためには母国語だけでなく世界語(英語・中国語)で物事を考え、自ら課題を設定し、解決できる能力。ここにデータリテラシーが加わってくる
・現在AI以外にも物理、化学、生命分野でも従来の壁を一気に超える不連続的な革新がいくつも起きている。
そのためSTEM(科学、技術、工学、数学の略称)、夢を技術と束ね形にするデザイン力の強化も重要
聴く読書の楽しみ方
今回私はオードリー・タンさんの作品から日本での現在のAIの状態が気になり、そして本作品にたどり着きました。
私は読書が昔から好きでした。
読書の楽しみ方について考えてみると以下のようなことかなぁと思います。
読書の楽しみ方
- その著者の他の作品も読んでみる(著者の深掘り)
- 作品内で著者が紹介していたオススメ本を読む(新たな本との出会い)
- 自分が気になったキーワードに関連する作品を複数読む(知識の深掘り)
これをやっていくことで読みたい本、読むべき本がどんどん増えていきます。
ただ残念なことに社会人になり、読書に使える一日当たりの時間が圧倒的に減ってしまいました。
そのため上記のような本の楽しみ方があまりできなくなっていました。
そんな時に出会ったのがAudibleです!
Audibleは隙間時間に本を聴くことが出来るので、時間を有効活用できます。
そして私は再び読書を楽しむことが出来るようになりました。
Audibleでは自分が読みたい本がすべてあるわけではありませんが、Audibleにあるものは耳で聴き、本でしかない作品は本で読む
現在はAudibleと普通の読書を組み合わせ、私は読書を楽しんでいます。
今回の作品でも新たに聴きたい、読みたい作品が複数出てきました。
以下に載せておきますので私の記事をみて興味を持たれた方は参考にしてください。↓
関連Audible作品
新井紀子氏
AI vs. 教科書が読めない子どもたち
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出口汪氏
2歳から12歳の脳がグングン育つ!論理の力
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関連書籍
三谷 宏治氏
戦略子育て 楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方
中島さち子氏
人生を変える「数学」そして「音楽」 教科書には載っていない絶妙な関係
野村直之氏
最強のAI活用術
新たな著者や知識との出会いは本当に楽しみです。
私はしばらくAIと子育てに関連する本を読み進めていこうと思っています。
まとめ
今回はAudibleの「AI時代に勝つ子・負ける子」から得られた私の学びをまとめてみました。
最近の教育関係の作品を聴くと子供たちがこれから学ぶべきことが共通しています。
それは
自分で考える力
です。
それを身につけさせていくために私たち親は何ができるのか?
そこに明確な答えはありませんが、現時点の私の考えとしては
- 国語力(読解力)を身につけるための手助けをする
- 様々な新しい経験をさせる
ことかなぁと思っています。
現在まだ新型コロナウイルス感染症の影響で、様々な新しい経験をさせるのはまだ正直難しいことが多いです。
そのため国語力を身につけるための手助けをできるところから始めていこうかなぁと思っています。
今回の記事は以上です。
今回のAudible作品
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Audibleについて詳しくはこちらへ↓
【子育ての救世主!】隙間時間には聴く読書Audible(オーディブル)
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