この作品は現在幼稚園から小学生のお子さんがいるすべての親御さんにオススメの作品です。
本作品で紹介されているネオ子育てを実践すると
これからのAI時代を生き抜く能力が身に着けられる
私はそのように思いました。
そしてネオ子育ては、現在のインターネットが普及した情報過多の世の中にとても適応した子育てであるとも思いました。
ネオ子育ては、お金のかかる幼児教育や習い事をしなくても、自宅で今日から実践可能なものが数多く紹介されています。
ぜひ気になった方は本作品をお聴きください!!
親子で知的好奇心を伸ばす ネオ子育て
※オーディブル(Audible)はAmazonのボタンを選択するとあります。
著者:草野絵美
出版社:CCCメディアハウス
本の長さ:256ページ
Audibleの再生時間:4時間35分
この作品との出会い
現在私は子育て関連のAudibleを聴きあさっています。
各Audible作品の「タイトル詳細」のページを見ると、
「こちらもおすすめ」の項目が出ています。
私はAudible作品を聴いた後、この「こちらもおすすめ」を見て自分が気になった作品を見つけた際は「ライブラリーに追加」をしています。
Audibleだと「こちらもおすすめ」の中に出てくる作品は基本月額料金のみで何冊でも読めるのでとても嬉しいです!
そのため今の私の「ライブラリー」の中は聴きたい作品でいっぱいです。
書籍と異なりスマホ一つでいつでも聴きたいときに作品を聴けるのがAudibleのいいところだなと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、いつも通り私は、子育て関連Audibleを聴き終わった後、「こちらもおすすめ」でざっと作品を眺めていると、
「ネオ子育て」
という聞いたことない単語が私の目に留まりました。
ネオ子育て?
詳細を見てみると、最近ニュースでも話題になった
NFTアートの販売で成功を収めた小学生アーティストZombie Zoo Keeperの母親の書いた作品ということでした。
私にとってこのニュースはとても印象深く、どのようにしたらこのような子供になるのだろう?
と純粋に気になっていました。
そのためこの作品に出会えてとても嬉しかったです。
出会いはそんな気軽な動機でしたが、作品を聴いてみて私は
ネオ子育てが、現在のインターネットが普及した情報過多の世の中にとても適応した子育てであると思いました。
この作品から得られた学び
まず私がこの作品を通して素晴らしいと思ったのが、
著者である草野さんが、
親として子供と一緒に楽しみ学び続けている
ということです。
必要なことはインターネットを駆使し、まずは調べてみる。
そしてその知識をさらに深掘りしながら子供と一緒に学べるように、デジタルコンテンツや漫画、ゲームなどを利用しながら、子供の探求心を伸ばしていく。
そして何よりも草野さん自体が子育てをとても楽しんでいるのがこの作品から伝わってきて草野さんのネオ子育てにとても共感ができました。
私はこの作品からとても学ぶべきことが多かったので、私の子供が成長するに伴い何度も聴き返し、その時の子供に適したネオ子育てを実践していこうと思っています。
ネオ子育てとは、本作品内で
親が常に進化し続け自分をアップデートし、子供の知的好奇心を伸ばし、共に成長していく
そのマインドをネオ子育てという
と定義をされていました。
実際にすべてを聴いていただきたいのですが、以下に私が特に気になったネオ子育てをお伝えしようと思います。
アンガーマネジメントについて
草野さんは息子さんが文字を書けるようになってからは「怒りの記録」を付けているそうです。
どのような記録かといいますと、
反省文ではなく、どうして怒ってしまったのか?を分析する記録
だそうです。
あらかじめ怒りのレベルを決めておき、
今日の怒りはどれくらいだったのか?
怒った時はどういう感情だったのか?
怒った結果どうなったのか?
を振り返り、繰り返し分析していくとどんな時に怒りの感情がわくのか傾向が見えてくるそうです。
草野さんの息子さんの場合は、怒りの感情が沸きやすいときは
眠いとき
空腹のとき
疲れているとき
などフィジカルな要因が多いことが分かったそうです。
怒りは通常、他人に苛立ちを感じているように思いましたが、原因は実はもっと手前にあることが分かったそうです。
そしてそれが分かってからは、息子さん自身がイライラするときは自室にこもったり、水を飲んで一息ついたりするようになり、自分で怒りをコントロールできるようになってきたそうです。
これは子供だけに役立つものではなく親にも役立つ
と草野さんはおっしゃっていました。
私はその通りだなぁ思いました。
親もつい子供の行動や言動でイラっと来てしまうことはあります。
その怒りのままに子供と接するとさらに関係の悪化につながりかねません。
親子ともにアンガーマネジメントを学ぶ
これからの子育てには必要な事だなぁと共感しました。
草野さんは以下の絵本を息子さんと呼んでアンガーマネジメントを勉強したそうです。↓
私もまずはこの本を読んで自分自身勉強したいと思っています。
オタクになって興味を深掘り
ネオ子育ての中で私が次に気になった箇所は、
なんでもオタクになるということです。
子供の興味を見つけたら一緒に勉強していき、
どこまでも情報を深掘りするオタクになりましょう!
何かのオタクになることはいいことだらけ
と草野さんはおっしゃっていました。
具体例としては
例えば恐竜に興味を持ったら関連書籍を図書館で借りてきたり、質問をしたりして恐竜の何に興味を持ったかを分析する。
興味の対象が「進化」だと分かったら妖怪ウォッチやケンタッキーの骨などいろんな角度から興味のあることを子供に渡していく。
はじめに親が子供の興味の種を見つけ、それをさまざまな関連したものを駆使し育てていく。
おそらくこういったオタクになる過程で、楽しみながら知識を深掘りし、そのオタクになる興味を増やすことで知識を深くするだけでなく横に広げていく。
これは
単純に知識を付けるだけではなく、自分で考える力、調べる力をつけるだけはなく知識の深さと広さを持つことで他分野の知識が頭の中で結びつき、
今後のAI時代で必要な要素である創造性が身につけられる
と思います。
日常にオタクになれる「興味の種」を見つけ、そして興味の種を育てるために草野さんは漫画や本、ゲームなどを駆使しているのがとても参考になりました。
ちなみにですが我が子は以前の記事でも紹介しましたが、現在も妖怪ブームが続いています。
そのため我が子の「興味の種」は妖怪なのだと思います。
この作品の中で草野さんの長男も妖怪ブームがあったそうなのでとても共感ができました。
この作品に出会う前から、偶然にも我が家では妖怪に関する知識の深掘りをできていたので、良かったです。
今後も親が子供をしっかり観察し、子供の新たな「興味の種」を探していきたいと思います。
ちなみにですが、Audibleの目次の「付属資料・PDF」に
草野さんのネオ子育てで活用されているおすすめの本や動画、ボードゲームが紹介されています。
草野さんはここに書かれているさまざまなものを駆使し、子供と一緒に楽しみながら学んでいるようなので、私も子供の成長に合わせて紹介されている物をいろいろ試していきたいです。
興味を持たれた方はぜひAudibleの「親子で知的好奇心を伸ばす ネオ子育て」
を聴いてみてください。↓
無料体験で聴くこともできます!
知的好奇心のアンテナ
こどものなぜ?
には仮説を立てながらググる
この「仮説を立てる」ということは私の子育てには今までなかったことなので私にはとても参考になりました。
草野さんは、
仮説を立て実験や検索をする習慣を早いうちから身につけさせたい。
と考えており、
それは意外と小さなコミュニケーションから根付かせることが出来るかもしれない。
とおっしゃっていました。
例えば
「なんでだろう?」
「こうかもしれないね?」
と子供との会話にはよく登場する決まり文句ですが、
草野さんの家では元々親が意識的に発していた言葉だったそうですが、そのうち子供の口からも良く出るようになったそうです。
仮説を立てた後に実験を繰り返す。
そして仮説を立てた後にインターネットで検索することも大事
仮説思考を身につけ、適切なワードで検索して調べるスキルはこれからの情報社会を生きていく子供たちにとって間違いなく欠かせない能力です。
この「仮説思考」という考えは、私はとても大事だと思います。
社会人になると答えが決まっていることの方が稀で、なかなか物事はうまくいきません。
物事がうまくいかないことが続くと、大人でもそこであきらめてしまう方が多いと思います。
そのため大人もこの「仮説思考」を行うことがとても大事だと思います。
そんな「仮説思考」を子供の頃から身につけさせ、全然うまくいかなくてもあきらめることなく、小さなトライ&エラーを繰り返しながら物事を進めていくことが出来たらきっとすごい大人になるのではないでしょうか?
私はぜひ我が子と一緒に実践していきたいと思いました。
そして小さい頃から検索窓に適切なワードを入れて調べるスキルを身につけるというのもとても大事だと思います。
我が子が大人になることには技術も発達し、検索方法もより良いものになっているだろうと思いますが、
どのように検索すれば自分の求める答えにヒットするか?
という考え方は訓練して損はありません。
これからの情報社会では自分の頭に知識を詰め込むことは重要ではなく、適切な検索を行い、いかに自分の求める情報に早くたどり着けるかが大事になってくるはずです。
草野さんは本作品の中で、
子供に「なぜ?」と質問されたら「分からない」で終わらせるのではなく
「なんでだろうね?」と一緒に考え、
「どの単語を検索窓に入れれば欲しい答えがヒットするかな?」
とたずねてから検索しましょう
検索して分からない言葉が出てきたらその言葉をまた検索する
そうやって一緒に検索精度を高める時間は、子供にとっても親にとってもメリットばかり
子供のなぜ?に付き合う根気のいる事ですが、仮説思考を育てるチャンスと考える
とおっしゃっています。
検索する
という行為自体も確かに仮説思考の練習そのものだなと草野さんに気づかされました。
これから我が子と一緒にいろいろなものを検索する際にこの「仮説思考」を意識していきたいと思います。
「フロー状態」の見つけ方
「フロー状態」の部分も私は今後の子育てにおいてとても参考になりました。
フロー状態とは、時間がたつのを忘れるほど何かにのめり込んで夢中になっている状態で、
フロー状態になると集中力、創造性が高まるだけでなく満足感が得られ気持ちが良いもの
子育てにおいて子供のフロー状態を見つけることは重要
と草野さんは本作品内でおっしゃっています。
理由としては、フロー状態になると苦を感じることなく自覚なく続けられるからです。
そのため親の役割としては、
子供のフロー状態を見つけゴールに導くこと
そしてフロー状態を見つけるために子供をしっかり観察することが大事だとおっしゃっていました。
草野さんはフロー状態を見つけるためのポイントを以下のようにおっしゃっていました。↓。
〇フロー状態の子供を見つけるための5つのポイント
・時間を忘れ集中をしているものは何か?
・努力をしている自覚がないものは何か?
・どんな話題を良く取り上げるか?
・先生や親に言われなくても進んでやりたいことは何か?
・逆に苦手な事、嫌いな事は何か?
この5つを意識するとフロー状態に気づきやすくなるそうです。
また親がインタビュアーになって常に子供に質問することも良いそうです。
「何が好きなの?」
と聞いてあげると子供自体が
「これが好きかも?」
と自己分析できるようになるそうです。
我が家でも積極的に質問していこうと思いました。
親こそ自己実現を目指す
この作品内では、子供への接し方のアドバイスだけでなく、親へのアドバイスもあったのでとても勉強になりました。
その親へのアドバイスの中で気になった箇所は、
親になっても自分の人生を謳歌できるのか?そんな不安に駆られることがある
そんな時は
親ではない時間を作る
仕事や趣味を通して人間関係を広げたり、コミュニケーションをとることで
リフレッシュできる
どんなに短くても親ではない人格をもつ時間は一人の人間として必要
です。ここは大いに共感できました。
子供との時間だけになってしまうと、視野が狭くなってしまうし心の余裕も無くなってしまいます。
親でない人格を大切する
これは本当に大事なことだなぁと私も思います。
この人格に関することは別のAudible作品にはなりますが、
平野啓一郎さんの『私とは何か 「個人」から「分人」へ』がおすすめです。
「分人」という考え方は、私にとってとても面白く、そして自分の中で今まであったモヤモヤしたものが腑に落ちた感じですごい納得感が得られました。
子育てに悩まれている方はもちろん、さまざまな人間関係に悩んでいる方にはぜひ聴いていただきたい作品です!
※オーディブル(Audible)はAmazonのボタンを選択するとあります。
Audible×子育て まとめ
今回はAudibleの「親子で知的好奇心を伸ばす ネオ子育て」から得られた学びや私の気づきをまとめてみました。
- ネオ子育てとは、親が常に進化し続け自分をアップデートし、子供の知的好奇心を伸ばし、共に成長していくマインドのこと
- アンガーマネジメントについて
草野家では怒りの記録を付けどうして怒ってしまったのかを分析している
繰り返し分析していくとどんな時に怒りの感情がわくのか傾向が見えてくる
草野さんのオススメ絵本はコチラです。↓
- オタクになって興味を深掘り
子供の興味を見つけたら一緒に勉強していき、どこまでも情報を深掘りするオタクになる
はじめに親が子供の興味の種を見つけ、それをさまざまな関連したものを駆使し育てていく。
そのようなオタクになる過程で、楽しみながら知識を深掘りし、そのオタクになる興味を増やすことで知識を深くするだけでなく横に広げていく。
- 知的好奇心のアンテナ
こどもの「なぜ?」には仮説を立てながらググる
仮説を立てた後に実験を繰り返し、その仮説をインターネットで検索することも大事
仮説思考を身につけ、適切なワードで検索して調べるスキルはこれからの情報社会を生きていく子供たちにとって間違いなく欠かせない能力になる
- 「フロー状態」の見つけ方
フロー状態とは、時間がたつのを忘れるほど何かにのめり込んで夢中になっている状態
フロー状態になると集中力、創造性が高まるだけでなく満足感が得られ気持ちが良いもの
そのため親の役割として子供のフロー状態を見つけゴールに導くことが大事
〇フロー状態の子供を見つけるための5つのポイント
・時間を忘れ集中をしているものは何か?
・努力をしている自覚がないものは何か?
・どんな話題を良く取り上げるか?
・先生や親に言われなくても進んでやりたいことは何か?
・逆に苦手な事、嫌いな事は何か?
この5つを意識するとフロー状態に気づきやすくなる
- 親こそ自己実現を目指す
親ではない時間を作ることが大事
仕事や趣味を通して人間関係を広げたり、コミュニケーションをとることでリフレッシュできる
どんなに短くても親ではない人格をもつ時間は一人の人間として必要
また個人的には本作品内で紹介されていた「アートビンゴ」もオススメです。
美術館や博物館は子供にとって興味がなく退屈な場所になってしまうことも多いです。
そのため美術館や博物館に行く前にあらかじめ「花」「犬」など館内にありそうなもので作ったビンゴを作成しておき、それを持って子供と美術館や博物館を見るということです。
ただ見ているよりもビンゴの中のものを探すという目的ができるので遊びながら館内を回ることが出来るそうです。
このアートビンゴは実は我が家でもすでに少しやっていました。
息子が好きなアニメ「おさるのジョージ」の中で主人公のジョージが山登りに行く際にビンゴを作っていったシーンがあり、それを息子がやりたがったため、それ以来たまにビンゴを作って外で楽しんでいます。
美術館や博物館で行うという発想はなかったので今後試してみようと思いました。
この作品は私にとって
とても学ぶべきことの多い作品で、すでに何度も聴き返しています。
良き作品に出会えて本当に良かったです。
これから私は少しずつネオ子育てを実践していきたいと思います。
各家庭により子供の「興味の種」は異なります。
そのため私の記事を読んでネオ子育てに少しでも興味を持っていただけたのであれば、本作品を聴いて自分の家庭に合ったネオ子育てにアレンジしていただければ幸いです。
今回の記事は以上です。
今回のAudible作品
※オーディブル(Audible)はAmazonのボタンを選択するとあります。
Audibleについて詳しくはこちらへ↓
コメント