幼児期の子供たちはさまざまなものを学習し、どんどん吸収をしていきます。
私たちの親の頭はもうカチカチのコンクリートのようなもので、新しいものはなかなか入っていきません。
それに比べて幼児期の子供たちの頭はいくらでも吸収してくれる柔軟なスポンジのようです。
この時期はさまざまなものを学習するチャンスです!
そんな子どもたちにオススメなのが、
100玉そろばん
です!
100玉そろばんは、日本の伝統的な計算道具であり、数学的思考力を育むのに最適です!
指先で玉を動かす感覚は、子どもたちの集中力を高め、数の概念を理解する手助けになります。
さらに、そろばんを通じて、視覚的な数のパターンを発見し、論理的思考を養うことができます。
100玉そろばんは、単なる計算道具ではありません。
これからのAI時代に必要なスキルである創造性を育むツールでもあります。
子どもたちは玉を動かすことで、数の世界を楽しみながら、問題解決のスキルも磨くことができます。
この記事では、100玉そろばんの基本的な使い方から、遊び心あふれる活用法まで、幅広く紹介します。
さあ、100玉そろばんで子どもたちの数の感覚を育てましょう!
幼児期はいいことばかり!100玉そろばんの効果について
100玉そろばんは、指先の脳の成長に欠かせない手先の発達を促す効果が期待できます。
動かすとパチパチと音がして、自分の指で動かせる百玉そろばんは、子どもの視覚や聴覚へと刺激を与えます。
数を「並べる」「分ける」といった動作を、日常生活の中で意識して行うのは難しいものです。
百玉そろばんを使えば、数の操作に触れられ、遊びながら理解できるようになります。
また、百玉そろばんは玉が100個あることで、大きな数の理解にも役立ちます。
10までの足し算であれば、指を使って計算することもできますが、数が大きくなると指だけでは対応できません。
数を置き換えた玉を目で捉えることで、数量感覚も身につけられます。
100玉そろばんを使って遊ぶことで、以下のような効果があると言われています。
数の感覚がわかる
計算する時に大事な数の感覚を、実際に玉を動かしながら身につけることができます。
10進法を感覚的に学べます。
10の合成や分解が理解できる
10の合成・分解は、2桁以上の足し算や引き算をする際に必要です。
瞬間的に10の合成・分解ができる力を身につけます。
足し算や引き算が理解できる
10の感覚が身につくことで、足し算や引き算の学習の際に苦労せずに理解できます。
まずは100玉そろばんを幼児期からお子さんの近くに置き、子供に自由に遊んでもらいながら100玉そろばんになじんでもらうことから始めても良いかもしれませんね。
100玉そろばんと普通のそろばんって何が違うの?
ここでは簡単に100玉そろばんと普通のそろばんの違いについて解説します。
1.珠の数
- 普通のそろばん: 一般的なそろばんは、一珠(いちだま)と五珠(ごだま)の2種類の珠を上下に動かして数えます。
- 100玉そろばん: 100玉そろばんは、1つ1つの珠を左右に動かして数えます。珠の数が多いため、数字の概念を学ぶのに適しています。
2.サイズ
- 普通のそろばん: 横に細長い形状で、一珠と五珠を使います。
- 100玉そろばん: 珠が大きめで、小さな子供でも扱いやすいように作られています。
3.珠の動かし方
- 普通のそろばん: 一珠と五珠を上下に動かします。
- 100玉そろばん: 1つ1つの珠を左右に動かします。
4.目的
- 普通のそろばん: 主に高学年の子供が、計算や暗算の練習に使います。
- 100玉そろばん: 幼稚園から小学生低学年の子供が、数を数える、足し算、引き算、掛け算などの基本的な数学の練習に適しています。
100玉そろばんは、珠の大きさやカラフルなデザインが特徴で、小さな子供でも楽しく数を学べることができます。
お子さんの成長に合わせて使い方を工夫してみてください!
次に具体的な100玉そろばんの使い方をお伝えします。
100玉そろばんの使い方について
100玉そろばんは、数を数えたり、2つの数を合わせたり、減らしたりするイメージをつかむのに便利な知育おもちゃです。
年齢に合わせてさまざまな遊び方があるので、今回は以下に2つの年齢向けの使い方を詳しく説明します。
2~3歳向けの使い方
- 最初は1から10まで
- すべての珠を右側に寄せて、そこから1個ずつ左に移動させます。
- 珠を左に寄せながら、声に出して「いーち (1)」「にーい (2)」「さーん (3)」と数えていきましょう。
- 一列目の珠が全部左に移動できたら、元の状態に戻してまた1から数えます。
- 次は10から1まで反対に
- 10から1までを反対に数えます。
- 左側に並んだ10個の珠を1つずつ右側に寄せていき、「10、9、8…」とカウントしてあげると面白いです。
- 2飛びで数える
- 2飛びをすることで、「数にはまとまりがあるんだ」という感覚がイメージできます。
- 「にー (2)」「しー (4)」「ろー (6)」と声に出して読んであげましょう。
- 10ずつ、数を増やしていく
- 1から10までスムーズに数えられるようになったら、1から20までチャレンジしてみましょう。
- 10の位は1の位とは数の捉え方が違うので、焦らずゆっくり時間をかけてやっていきましょう。
- 5飛びに挑戦
- 1から60まで数えられ、逆唱や2飛びで数えられるようになったら、5飛びに挑戦しましょう。
- 100までスラスラ言えるようになろう
- 1から100までスラスラ数えられるかどうか、逆に数えられるかどうか、2飛びや5飛びで数えられるかどうかをチャレンジしましょう。
100玉そろばんはカラフルな色で分かれているので、数の塊がイメージしやすいです。
3~6歳向けの使い方
- 10の分解と合成
- 足し算や引き算の基本になる10の分解と合成を学びます。
- 10の位を理解するために、たくさんの珠をまとめて扱う方法も覚えましょう。
- 足し算と引き算
- 繰り上がりなしの足し算と引き算、繰り上がりありの足し算と引き算を学びます。
ここまで100玉そろばんを使えるようになったら、次は普通のそろばんに移行ですね!
100玉そろばんは、指を使って珠を動かすことで脳の発育に刺激を与え、数の概念を身につけるのに役立ちます。
楽しみながら学ぶことができるので、STEAM教育の導入としても最適ですね。
STEAM教育について詳しくは下記の記事を参考にしてください。↓
100玉そろばんからSTEAM教育を始めてみませんか?
100玉そろばんは、STEAM教育の導入としては素晴らしい要素を持っています。
以下に、100玉そろばんをSTEAM教育と関連付けてご紹介します。
- 数学(Mathematics)
100玉そろばんは数の概念を身につけるのに最適です。
数を数えるだけでなく、10進法や数の合成・分解を理解する手助けになります。
足し算や引き算の基本的なスキルを身につけることができます。 - 科学(Science)
玉を動かすことで物理的な操作を体験できます。
玉が外れないため、数の操作に集中できることから、集中力や観察力を養うのに役立ちます。 - 工学(Engineering)
玉を動かすプロセスは、エンジニアリング的思考を促します。
問題解決や論理的思考を養うのに適しています。 - 芸術(Arts)
100玉そろばんはカラフルで視覚的に魅力的です。
色や形を楽しみながら数の学習を進めることができます。 - 技術(Technology)
玉を操作する技術を身につけることで、指先の発達や手先の器用さを向上させます。
また、100玉そろばんを使ったアプリやそろばんの概念を使ったオンラインプログラム(そろタッチ)もあります。
100玉そろばんは、知育玩具としてだけでなく、STEAM教育の一環としても活用できる素晴らしいおもちゃです。
お子さんの成長に合わせて、楽しみながら数の基礎を身につけられるのでとてもおすすめです!
まとめ:100玉そろばんで子どもたちの数の感覚を育てよう!
この記事では、100玉そろばんの素晴らしさについてお伝えしました。
100玉そろばんは、指先の脳の成長に欠かせない手先の発達を促す効果が期待できます。
動かすとパチパチと音がして、自分の指で動かせる百玉そろばんは、子どもの視覚や聴覚へと刺激を与えます。
100玉そろばんを使うことで、数の操作に触れられ、遊びながら理解できるようになります。
また、百玉そろばんは玉が100個あることで、大きな数の理解にも役立ちます。
2~3歳向けの使い方
- 最初は1から10まで
- 次は10から1まで反対に
- 2飛びで数える
- 10ずつ、数を増やしていく
- 5飛びに挑戦
- 100までスラスラ言えるようになろう
3~6歳向けの使い方
- 10の分解と合成
- 足し算と引き算
100玉そろばんは、指を使って珠を動かすことで脳の発育に刺激を与え、数の概念を身につけるのに役立ちます。
楽しみながら学ぶことができるので、STEAM教育の導入としても最適です。
お子さんの成長に合わせて、楽しみながら数の基礎を身につけていってくださいね!
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